米プレイボーイ誌、ヌード復活へ 掲載停止から1年
ニューヨーク(CNNMoney) ヌード写真の掲載を停止していた米誌プレイボーイに、最新号からヌードが復活する。同誌の幹部は、ヌードを排除したのは「間違い」だったとの考えを示した。
プレイボーイは2015年10月、翌年の2月号を最後にヌード掲載を停止すると宣言した。しかし創業者ヒュー・ヘフナー氏の息子で最高クリエーティブ責任者(CCO)のクーパー・ヘフナー氏が13日、ツイッター上でヌード復活を発表した。
ヘフナー氏はツイートで「プレイボーイのヌードの見せ方が古かったことは、私も真っ先に認める。だがヌードを誌上から完全に消したのは間違いだった」「ヌード自体が問題なのではない」との考えを示し、「私たちは今、本来の自分を取り戻す」と述べた。
プレイボーイの公式ツイートでは、3ー4月号の表紙の画像に「裸は普通のこと」という意味のハッシュタグ「#NakedIsNormal」が添えられている。
同誌は1953年の創刊以降、ヌード写真を売りにしていただけに、掲載停止は衝撃と批判を呼んだ。インターネット上に蔓延(まんえん)するポルノ画像と一線を画すための決断だったとの見方もある。
最新号では読者から募った「パーティージョーク」など、昔ながらの人気コーナーも復活する。
一方で、表紙から「エンターテインメント・フォー・メン」(男性向け娯楽誌)といううたい文句が消える。ヘフナー氏は、ジェンダーをめぐる社会の変化に対応したと説明している。