Rマドリードが監督解任、就任わずか2カ月 欧州サッカー
(CNN) サッカーのスペイン1部リーグの強豪、レアル・マドリードが、フレン・ロペテギ監督を就任からわずか2カ月で解任した。ここまでリーグ戦での順位が9位と低迷。28日に行われたライバルのバルセロナとの大一番では5-1の大敗を喫していた。
クラブは公式声明を出し、ロペテギ氏の監督としての働きに感謝を表明。ただ「チームの原動力に変化をもたらすため」、解任の決断を下したと述べた。今シーズンに向けて掲げた目標は、依然としてすべて達成可能だとしている。
今後はレアル・マドリードBチームの監督を務めるサンティアゴ・ソラーリ氏が暫定的にトップチームの指揮を執る。その後、誰を正式な後任として迎えるのかについてクラブは明らかにしていない。
ロペテギ体制の下、レアルは開幕からの10試合でわずかに4勝。絶対的なエースだったクリスティアーノ・ロナルドがイタリアのユベントスに移籍したことが響き、ここまで得点力不足に苦しんでいる。
最大のライバルであるバルセロナとの直接対決「エル・クラシコ」では、相手のフォワード、ルイス・スアレスにハットトリックを許すなど守備も崩壊。屈辱的な大敗を喫した。
ロペテギ氏をめぐっては今年6月、当時スペイン代表の監督だった同氏を同国サッカー連盟が突如解任して物議を醸した。契約期間中にレアルの次期監督への就任が明るみになったことを連盟が問題視し、ワールドカップ(W杯)ロシア大会の初戦の2日前というタイミングにもかかわらず解任に踏み切った。