米博物館が「怖い人形展」、薄気味悪さ漂う9体でコンテスト
(CNN) 米ミネソタ州の博物館がハロウィーンに合わせて「怖い人形展」を企画し、最も怖い人形を選ぶ投票への参加を募っている。
展覧会は同州ロチェスターにある博物館「オルムステッド郡歴史センター」が企画。普段は日の当たらない収蔵品の一部を16日から披露している。
同博物館のフェイスブックには16~24日にかけて、薄気味悪さを感じさせる人形の写真が毎日1枚ずつ掲載され、ユーザーの「いいね」の数で最も怖い人形を選ぶ。上位3位以内に入賞した人形は28日に発表され、博物館で展示される。
掲載された9体は、どれも薄気味悪さが漂う人形ばかり。
このうち1950年代に寄贈された人形は、手書きで描かれた顔面の塗装が長年の間にはがれ落ち、ぞっとさせるような印象になった。
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History Center of Olmsted County
美しい顔をしていながら殺人者を思わせるような表情の人形や、白目をむいたように見える人形もある。
同博物館の学芸員によると、人形の多くは100年以上前のもので、一部が劣化したり、塗装がはがれ落ちたり、擦り切れたりして、不気味な印象になった。
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History Center of Olmsted County
特に目が怖さを感じさせると学芸員は言う。「まるで生きているように見え、自分が誰かに見つめられているような薄気味悪さを感じさせる」
この展示会の反響は大きく、外国語のコメントも寄せられたことから、同博物館は来年も同様の展示会を企画することにした。これから1年かけて計画を立てる予定だが、怖い仮面の展示会など検討しているという。