トランプ大統領、「能力あれば」キャパニックさんにもう一度チャンスを
(CNN) 米国のトランプ大統領は17日、試合前の国歌斉唱の際に片ひざをついて警察の暴力に抗議した米プロフットボールリーグNFLの元フォーティナイナーズQBのコリン・キャパニックさんについて、能力があれば、NFLでプレーする機会をもう一度与えられるべきだとの見方を示した。
キャパニックさんは国歌斉唱の際に片ひざをついて抗議したことで3年以上前にフリーエージェント(FA)となっていた。トランプ大統領は国歌斉唱の際にひざをつくことについて長い間、反対していた。
トランプ大統領は、米メディア「シンクレア」の取材で、キャパニックさんにもう一度機会が与えられるべきかと尋ねられ、「彼がそれに値するなら、そうすべきだ。もし、彼にプレーする能力があるなら」などと答えた。
NFLのグッデル・コミッショナーは15日、スポーツ専用局ESPNで、チームがキャパニックさんと契約を結ぶことについて支援する姿勢を示した。
米国では、ジョージ・フロイドさんなどの死亡をめぐり、警察の暴力や人種差別に対する抗議や議論が活発化している。
キャパニックさんは2016年以来、プレーをしていない。キャパニックさんは国歌斉唱の際にひざをついて抗議した最初の選手だった。