米作家アン・ライスさん死去、80歳 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作
(CNN) 吸血鬼を題材にしたシリーズで知られる作家のアン・ライスさんが11日、死去したことがわかった。80歳だった。息子がSNSで明らかにした。
死因は脳梗塞(こうそく)による合併症だった。
ライスさんは1976年に出版されたデビュー作の「夜明けのヴァンパイア」で大きな成功を収めた。同作品で吸血鬼の「レスタト」が登場するが、レスタトは13冊におよぶ「ヴァンパイア・クロニクルズ」シリーズで中心的な役割を担う。直近の作品は2018年に出版されていた。
「夜明けのヴァンパイア」は1994年に公開されてヒットした映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の原作ともなった。映画の成功は、テレビドラマや映画作品での吸血鬼ブームの火付け役となった。
ウェブサイトの略歴によれば、ライスさんは人生の大部分をカリフォルニア州で過ごしたが、出身はルイジアナ州ニューオーリンズ。ライスさんは非公開の葬儀でニューオーリンズに埋葬される予定で、公開の追悼式は来年開催される予定。