ロシアの全サッカーチーム、大会への出場停止 FIFAとUEFAが発表
(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は28日、ロシアのウクライナ侵攻を受け、同国の代表チームとクラブチームの大会出場を全面的に禁止すると発表した。
FIFAのインファンティーノ会長とUEFAのチェフェリン会長は共同声明を通して「ウクライナ情勢が早く改善し、サッカーが再び団結と平和への力となることを願う」と述べた。
UEFAが主催するクラブ大会には男女チャンピオンズリーグ(UCL)、男子ヨーロッパリーグ(UEL)、男子カンファレンスリーグ(UECL)がある。ロシアのチームでは、UELの決勝トーナメント1回戦で、スパルタク・モスクワが10日と17日にドイツのライプツィヒと対戦する予定だった。
UEFAによると、この2試合は中止され、ライプツィヒが不戦勝で準々決勝に進出する。
FIFAが主催するワールドカップ(W杯)の欧州予選プレーオフでも、ロシア代表チームは24日に予定されていたポーランド戦に出場できなくなった。
FIFAは27日、ロシアでの国際試合開催を禁止し、国名や国旗、国歌の使用も認めないとの措置を発表したが、対戦拒否を表明したポーランド・サッカー協会のクレシャ会長らが強く反発。より厳しい措置を求めていた。
UEFAは28日、主要スポンサーのひとつであるロシアの国営エネルギー大手、ガスプロムとの契約についても、同日付で打ち切ると発表した。