試合中に心停止のNFL選手が退院 1週間以上の入院経て
(CNN) 米プロフットボール(NFL)の試合中に心停止に陥り、一時危篤状態となっていたビルズのセーフティー、ダマー・ハムリン(24)が、1週間以上の入院を経て本拠地のニューヨーク州バファローにある医療センターから退院した。チームが11日に明らかにした。
病院の関係者は、退院に先駆けてハムリンが急速な回復の兆候を見せていたと述べていた。
バファロー総合医療センターでハムリンの主治医を務めたジェイミー・ナドラー医師は声明を発表し、一連の検査と医師団による評価を通じ、ハムリンが問題なく退院できるとの結論に達したと説明。今後は本人の自宅やチーム内で、リハビリを継続していけるとの見方を示した。声明はビルズが11日に、ツイッター上で公開した。
ハムリンはシンシナティで2日夜に行われたベンガルズ戦で、タックルを受けた直後に倒れた。フィールド上で応急処置を受け、すぐさま病院に運ばれたものの危篤状態に陥っていた。当初はシンシナティの病院に入院したが、9日にバファロー総合医療センターに移った。医師らにより、危篤状態から回復して移送が可能になったと判断された。
同センターの医師らは、持病の有無などを含めハムリンが心停止に見舞われた原因を突き止めようとした。同センターも加入する病院団体が退院前に明らかにした。
10日、ハムリンは「医師による包括的な診断と心臓、神経、血管に関する一連の検査」を受けたと、ビルズがツイッターで述べた。
現時点で心停止の原因は公表されていない。
ハムリンは10日、病院に対する感謝の言葉をツイートした。
ビルズのショーン・マクダーモット・ヘッドコーチは11日、ハムリンについて、回復の途上でいつチームに再合流するかは本人が決めることになると語った。