サッカー南米選手権、無券のサポーターが押し寄せキックオフ遅延
(CNN) 米フロリダ州マイアミで14日夜に開催されたサッカー南米選手権(コパ・アメリカ)の決勝は、スタジアムにチケットのないサポーター数千人が押し寄せて大混乱となり、キックオフが1時間20分あまり遅れた。
決勝ではアルゼンチンとコロンビアが対戦。アルゼンチンのスーパースター、メッシ選手は今大会が最後になると語り、代表引退を示唆してきた。
スタジアムの報道担当者は、警備要員が安全確保のためにゲートを閉鎖し、慎重に入場手続きを進めていると説明。チケットのない入場者には退出を求めた。
スタジアムの外から撮影された写真や動画には、ゲートに多くの人々が殺到し、子どもたちも巻き込まれた場面などがうつっている。
柵とともに観客が倒れるなど現場は混乱した/Maddie Meyer/Getty Images
現地の警察はX(旧ツイッター)を通し、「迷惑行為とスタジアム侵入を図るファン」がトラブルを引き起こし、会場側と協力して安全確保に努めていると述べた。さらに、こうした行為は強制退去や逮捕という事態を招くと警告した。
これに先立ち、ノースカロライナ州シャーロットで10日に開催されたコロンビア対ウルグアイの準決勝では、ウルグアイ代表の選手らがスタンドに入り、サポーターらと乱闘を繰り広げる騒ぎが起きていた。