ジュディ・ガーランドの赤い靴、42億円で落札 「オズの魔法使い」で着用

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1939年の映画「オズの魔法使い」で着用された赤い靴。2018年撮影/FBI/Handout/Reuters

1939年の映画「オズの魔法使い」で着用された赤い靴。2018年撮影/FBI/Handout/Reuters

(CNN) 俳優ジュディ・ガーランドさんが名作映画「オズの魔法使い」で着用していた赤い靴がこのほど競売に出品され、2800万ドル(約42億円)で落札された。この靴は約20年前、米ミネソタ州の博物館から盗まれていた。

今回出品されたのはガーランドさんが撮影で使用した4足のうちの1足。競売を手掛けたヘリテージ・オークションズによれば、これまで競売に出品された映画関連の品としては最も高い落札額となった。

ヘリテージ・オークションズのエグゼクティブバイスプレジデント、ジョー・マッダレナ氏は声明で、「ジュディ・ガーランドの赤い靴と、他のハリウッドの記念品を比較することはできない。今回の驚くような結果は、映画や映画の記念品が我々の文化や収集家にとって、いかに重要であるかを反映している」と述べた。

ヘリテージ・オークションズの手数料を含めると、総額は3250万ドルという驚くべき金額となる。この額は競売前の落札予想価格である300万ドルの約11倍となった。

ヘリテージ・オークションズの広報のバイスプレジデント、ロバート・ウィロンスキー氏は「3250万ドルという価格のこの赤い靴は世界で最も価値のある映画界の宝物であり、今回の競売がこれまで開催された娯楽関係の競売のなかで最も成功したものとなることの一助となった」と述べた。

これまでに他の赤い靴も競売に出品されたことはあったが、今回と同水準の金額で落札されたものはなかった。

声明によれば、2000年に赤い靴の1足が競売に出品され66万6000ドルで落札された。数年後、スティーブン・スピルバーグ氏とレオナルド・ディカプリオ氏が別の1足を200万ドルで購入し、ロサンゼルスにあるアカデミー映画博物館に寄贈していた。

今回競売に出品された赤い靴は収集家のマイケル・ショーさんがミネソタ州グランドラピッズにあるジュディ・ガーランド博物館に貸し出していたが、05年に盗難に遭っていた。CNNは以前、18年にミネアポリスで行われたおとり捜査で、この赤い靴が回収されたと報じていた。

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