米、「シャーム解放委員会」のテロ指定見直さず 将来的に変更の可能性

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シリアの主要反体制派組織「シャーム解放委員会」(HTS)のジャウラニ指導者を歓迎する国民ら=8日/Aref Tammawi/AFP/Getty Images

シリアの主要反体制派組織「シャーム解放委員会」(HTS)のジャウラニ指導者を歓迎する国民ら=8日/Aref Tammawi/AFP/Getty Images

(CNN) 米国務省のミラー報道官は10日までに、シリアの主要反体制派組織「シャーム解放委員会」(HTS)について、現時点でテロ組織指定を見直していないものの、将来的には変更する可能性があると言及した。

ミラー氏は記者会見で「我々は組織の行動をもとに、絶えず制裁に対する姿勢を見直している。従って、組織が異なる行動を取れば当然、我々の制裁姿勢も変化する可能性がある」と述べた。

さらに、テロ組織指定は米国のあらゆる制裁と同様、「行動変容のインセンティブとなるべく策定されている」とし、「HTSが包摂や今後の政治プロセスについて正しい発言をするのを聞いたが、最終的には彼らの行動によって判断する。彼らの取る行動によって我々の政策を決定する」との考えを明らかにした。

ミラー氏は、テロ組織に指定されているとはいえ、米国はHTSと連絡を取ることができると説明。米国はHTSを含む「シリア国内の主要組織と直接、間接に会話を持つ」ことを望んでいるとも述べたものの、HTSのジャウラニ指導者に直接接触する意向かどうかは明言を控えた。

HTSとジャウラニ指導者の出身母体は国際テロ組織アルカイダだが、どちらもテロ組織のルーツから距離を置く姿勢を見せている。

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