スマホ市場、サムスンがアップルから首位奪取 米調査
ニューヨーク(CNNMoney) 米国のスマートフォン市場で韓国のサムスン電子が米アップルを抜いて首位に立ったとする調査報告を、米金融調査会社が発表した。
調査会社コナコルド・ジェニュイティは、米携帯各社の販売店の5月の販売実績を調査した。その結果、サムスンは主力新製品の「ギャラクシーS4」が好調で、5月の販売台数はAT&Tを除くすべての携帯電話会社で、アップルの「iPhone(アイフォーン)5」を上回ったことが分かった。
「ギャラクシーSIII」と「ノートII」の好調な売れ行きも、サムスンの実績を押し上げた。
一方、AT&Tの販売店ではiPhone5がトップを維持した。
ただしコナコルドの調査には、アップルの直営店など携帯電話会社以外で販売された台数は含まれていない。調査会社コムスコアの4月の調査では、米国内でのシェアはアップルが39%、サムスンは22%だった。
また、昨年9月に登場したiPhone5に対し、ギャラクシーS4はまだ発売から1カ月ほどしかたっていない。
それでもスマートフォン市場の様相が大きく様変わりしていることは明らかだ。グーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド」を搭載した端末は、1年ほど前にアップルの「iOS」搭載端末を上回ったものの、スマートフォンの販売台数ではその後もiPhoneが首位をキープし続けていた。
サムスンのギャラクシーSIIIは、iPhoneの首位に迫る勢いを見せた初めてのスマートフォンだった。コナコルドの報告書では、ギャラクシーS4が実際に首位の座を奪ったことを示している。