中国アリババ、精子提供呼び掛け 2万人超応募
香港(CNN) 中国の電子商取引大手アリババが先週、全国の男性に精子バンクへの協力を呼び掛けるキャンペーンを展開した。
アリババの共同購入部門「聚劃算」に、精子を提供した人に3000~5000元(約6万~10万円)を支払うとの募集広告が掲載された。
希望者はサイト上で各地の精子バンクに予約。健康診断を済ませたうえで、3カ月以内に精子を提供することになる。
3日間のキャンペーンで計2万2000人の申し込みがあったという。このうち約4分の1は上海、残る4分の3は北京、広東、四川、陝西、江西、広西など全国各地から寄せられた。
アリババによると、キャンペーンは精子バンクへの関心を高め、精子提供者の募集を助ける目的で実施された。
国営メディアによると、中国には性について語ることがはばかられる文化があるため、精子バンクは提供者不足に悩んでいる。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」を使って募集を試みたこともあるという。