ゲームアプリで認知症診断、膨大なデータの収集に一役

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スマートフォン向けゲームを通じ、認知症研究のデータの蓄積が進んでいる

スマートフォン向けゲームを通じ、認知症研究のデータの蓄積が進んでいる

(CNN) スマートフォン向けのゲームが正確な認知症テスト開発に一役買おうとしている。

ゲームのタイトルは「シー・ヒーロー・クエスト」。プレーヤーが船を操り、宝物を探して世界の海をめぐるという内容だ。

ゲームが進むにつれ、プレーヤーのデータが蓄積されて「航行」の腕前が明らかになってくる。それは認知症を発症すると早期に失われてしまう技術でもある。

5月の公開後、このゲームをプレーした人は240万人以上に上る。これは従来の検査によって得られるデータの9000年分を上回るという。

データ収集の目標は、航行能力の正常範囲を世界的な規模で特定することだ。そうすれば、正常値からどのくらい外れているかで認知症を早期に見つけることができる。

ゲームのデータを基にした研究を率いるユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の神経学者ヒューゴ・スピアーズ氏は「この種の研究をこれだけの規模で行っている例は今のところ他にない」と説明する。

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