北朝鮮指導層、米製の最新機器でネット接続 米社調査
ただ、合法的な経路を通じての技術獲得もある。同社は米商務省の統計を引用し、米国は2002~17年、約48万5000ドル相当のコンピューター、電子製品を北朝鮮に輸出していたと指摘。
これの製品の中にはスマートフォンやラップトップ型コンピューターが含まれ、結果的に一部の北朝鮮エリート層に合法的に付与していた形になると述べた。
米国や一部の主要同盟国は近年、北朝鮮に対する電子製品の売却規制を強化。しかし、中国を含む他国の規制は緩慢ともされる。
同社の報告書は、包括的な制裁の効力を確保する国際的に協調した取り組みの努力や幽霊企業網の活動を許さない多国間の協力がなければ、北朝鮮による西側技術を用いてのサイバー戦は今後も減じることなく続くと警告した。