有名人や企業の公式ツイッターに相次ぎ不正な投稿 仮想通貨詐欺狙いか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
オバマ前大統領の公式アカウントでも同様の送金を促す不正投稿があった/Twitter

オバマ前大統領の公式アカウントでも同様の送金を促す不正投稿があった/Twitter

ツイッターは同日、サポート用の公式アカウントを通じ、「ツイッターのアカウントで発生しているセキュリティー事案については認識している。調査を行って、修正のための措置を講じる」と表明した。

攻撃が始まってからおよそ1時間半後に、ツイッターは公式アカウントからの投稿ができないようにする措置を講じたと思われる。CNNがテストしたところ、非公式アカウントからの投稿は可能だった。

ツイッターは、「我々がこの事案について調査・対応する間は、ツイートの投稿やパスワードのリセットができない可能性がある」と説明している。

バイデン陣営の関係者は、同氏のアカウントがツイッターによって「ロックダウンされた」と明らかにした。

今回のハッキングは、影響を受けた公式アカウントの数の多さだけを見ても、ツイッター史上最大のセキュリティー事案と言えそうだ。

ビットコイン研究者のティム・コッテン氏によると、一部の不正なツイートに記載されていた最初のビットコインウォレットは、15日に開設されたばかりだった。このウォレットの識別番号がツイッターに投稿されてからわずか数時間で、数百回の取引を通じて10万ドル(約1000万円)相当以上のビットコインがこのウォレットに送金されていたという。

送金されたビットコインの一部は、別のウォレットに転送されていた。

米連邦捜査局(FBI)のサンフランシスコ支部は、事件を受けて発表した声明の中で、「仮想通貨詐欺の目的でアカウントが不正アクセスされたと思われる」と指摘、だまされて仮想通貨や現金などを送金しないよう呼びかけている。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]