米ツイッター、トランプ大統領のアカウントを永久停止
(CNN) 米ツイッター社は8日夕、トランプ大統領のアカウントを永久に停止したと発表した。
ツイッター社は声明で、「トランプ氏のアカウントの最近のツイートやそれを取り巻く状況を精査した結果、暴力をさらに誘発する恐れがあることから、同アカウントを永久に停止した」と述べた。
また「今週の恐ろしい出来事に鑑み、当社は6日の時点で、追加のルール違反があれば今回の措置を取る可能性があると明確にしていた」とも述べた。
ツイッター社の決定に先立ち、トランプ氏は同日午後に2件のツイートを投稿しており、これが最後の投稿になりそうだ。ツイッター社はこれらのツイートについて、暴力の美化を禁じる同社の規定に違反していると指摘している。
トランプ氏の1つ目のツイートは支持者に向けられたもので、「私に投票してくれた7500万人の偉大な米国の愛国者や、『米国ファースト』、『米国を再び偉大に』というスローガンは今後も長く巨大な声を持つだろう」とする内容。
2つ目のツイートでは、バイデン次期大統領の就任式に出席しない意向を示し、「聞いてくれた全ての人へ。私は1月20日の大統領就任式には行かない」としている。
ツイッター社は就任式に関するツイートについて、大統領選が正統性に欠けると改めて主張する内容と受け止められる可能性があると指摘。自身が出席しないことから、就任式は暴力の標的として「安全」だと示唆していると解釈される可能性があると述べた。
「米国の愛国者」に触れたツイートについては、「トランプ氏が自身の当選を信じる者を引き続き支援、助長、保護する計画であること」を示唆していると指摘した。