市当局へのサイバー攻撃で個人情報漏えいの恐れ 米オクラホマ州
(CNN) 米オクラホマ州タルサ市の当局者らは22日、同市のコンピューターシステムが先月受けたサイバー攻撃で住民の個人情報が漏えいした可能性を指摘し、注意を呼び掛けた。
先月のサイバー攻撃では、市のオンラインサービスが一時、停止に追い込まれた。当局者らによると、保管されていたファイル1万8000件以上が盗まれた。警察の取り締まりに関するデータや内部文書が大半を占めるという。
この中には、一部の住民の名前と生年月日、住所、免許証番号など個人情報が含まれていた可能性もある。
当局者らは住民に対し、金融機関の口座やクレジット明細をチェックしてパスワードを変更するなどの対策を呼び掛けた。
バイナム市長は、ハッカーから身代金の支払いを求められたが拒否したと話している。
当局者らは先月、CNN提携局とのインタビューで、米コロニアル・パイプラインが受けたサイバー攻撃に似ていると話していた。この攻撃では米南東部の燃料供給に大きな影響が出た。
同社のブラウント最高経営責任者(CEO)は、ハッカーに440万ドル(約4億8000万円)の身代金を支払ったことを認めている。