ギリシャ、6月15日から観光客の受け入れ再開

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ギリシャが6月15日から観光客の受け入れを再開することがわかった/Russell Yan/Pixabay

ギリシャが6月15日から観光客の受け入れを再開することがわかった/Russell Yan/Pixabay

ギリシャ・アテネ(CNN) ギリシャが6月15日から観光客の受け入れを再開すると発表した。観光立国の同国では、経済崩壊を食い止めるために新型コロナウイルス対策規制の緩和を求める声が強まっている。

ギリシャのミツォタキス首相は20日に行った国民向けの演説で観光客の受け入れ再開を発表し、新型コロナウイルスの感染率が低い国からの観光客のみを受け入れると強調した。

ギリシャ行きの便の大部分が、7月1日から運航を再開することも確認した。

ギリシャの新型コロナウイルスによる死者は、流行が始まってからの2カ月間で170人未満、症例数は3000例未満にとどまる。同国が迅速な対応でウイルスの封じ込めに成功したことは、旅行者にとっての「安全と信頼と健康のパスポート」になるとミツォタキス首相は強調。「我々は経済的な戦いにも勝利する」と力説し、経済は新型コロナウイルスのために甚大な打撃をこうむりかねないとの見方を示した。

観光客は、新型コロナウイルスの検査を受けたり、隔離状態に置かれたりすることなくギリシャに入国できる。観光相は、必要に応じて衛生当局がスポット検査を行うと説明した。

主要観光地では医療スタッフの配置や施設の改良などを通じて医療態勢を強化するとともに、感染が疑われる症例の扱いに関する包括的な計画を立てる。

2カ月間に及んだ封鎖措置は段階的に緩和され、各地のビーチは週末にかけて再開されている。首都アテネの古代遺跡アクロポリスをはじめ、国内200カ所あまりの遺跡は18日から観光客の受け入れを再開した。

ギリシャの島々への渡航禁止が解除される今月25日には、バーやレストランの営業も再開される見通し。

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