まるで異世界、英生態学会が写真コンテスト受賞作を発表
(CNN) 英生態学会は3日までに、今年の写真コンテストの結果を発表した。大賞に輝いたのは、体色と同じ色の樹皮を背景に金色の目だけが輝くヘレナアマガエルの写真だった。
このほか各部門の受賞作や優秀作として、先端がピンクに染まったヒナギクのクローズアップ写真や、ペットボトルのふたを新しい家に使うオカヤドカリの写真、命を懸けたレイヨウの必死の戦いをとらえた写真が選ばれた。
大賞のアマガエルの写真を撮ったのは、自然保護写真家で進化生物学者でもあるロベルト・ガルシア・ロアさん。声明で動物たちが直面する脅威に言及した。
ガルシア・ロアさんは声明で、「この写真は金採掘の脅威にさらされるタンボパタ(ペルー)の隠れた自然の美を明らかにしている」と説明。「このカエルの目が小さな金色の真珠のように見えるのは逆説的だ。実際には、この地域とそこに住む動物たちを確実に保護することでこそ本当の自然の宝物が得られるのだから」と述べた。
受賞作や優秀作はいずれも「生態系の多様性をたたえるもので、世界各地の動植物をとらえている」という。