重さ30キロの「巨大金魚」、25分の格闘で釣り上げ フランス

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自らつり上げた重さ30キロの巨大魚「キャロット」を抱えるアンディ・ハケットさん/JasonCowler/BNPS

自らつり上げた重さ30キロの巨大魚「キャロット」を抱えるアンディ・ハケットさん/JasonCowler/BNPS

(CNN) フランス・シャンパーニュ地方の養殖場で、重さ30キロの巨大なコイが釣り上げられた。鮮やかなオレンジ色をした金魚のような姿から「キャロット」と呼ばれているコイで、同施設によると、これまでに釣り上げられたこの種のコイの中では2番目に大きいと思われるという。

キャロットはコイを交配してつくられた種で、英国から訪れていたアンディ・ハケットさんが3日、養殖場の「ブルーウォーター・レイクス」で25分の格闘の末に釣り上げた。鮮やかなオレンジ色の姿は水面で際立って見えたといい、「みんなが探し求める魚で、つかまえられる人はそう多くない。ものすごく珍しい」とハケットさんは英BBCに語っている。

ブルーウォーター・レイクスは、重さ22.7キロ以上、時には40キロもある魚釣りが楽しめるとうたっている。養殖場の責任者はキャロットについて「20年ほど前、ほかとは違ったものを釣ってもらおうと投入した。以来、どんどん成長しているが、頻繁には姿を見せない」と英紙デイリー・メールに話した。

ハケットさんが釣り上げて体重を測った後、キャロットは湖に戻された。養殖場では釣った魚を陸揚げしない決まりになっており、傷の手当てをしてから水に放しているという。

キャロットは昨シーズンに9回釣り上げられて、養殖場が成長を見守ってきた。2月に初めて27キロを突破した後、ハケットさんが釣り上げるまで、9カ月間つかまらなかった。

平均的なコイの重さは400グラム程度だが、大きなスペースが与えられて餌や水の環境が整えば、金魚やコイはキャロットのように大型化することがある。

養殖場によると、キャロットの健康状態は良好だといい、あと15年以上も生き続ける可能性があるとしている。

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