米キリスト教保守派団体本部で発砲、警備員1人が負傷

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ワシントン(CNN) 15日朝、米首都ワシントンにあるキリスト教保守系団体の本部で男が発砲し、現地警察によると、警備員1人が負傷した。警備員は腕を撃たれたが、容体は安定しているという。

事件は午前10時45分頃、家庭調査協議会(FRC)本部のロビーで発生した。発砲したバージニア州ハーンドン在住のフロイド・コーキンズ容疑者(28)はすでに逮捕されているが、まだ起訴はされていない。警察によると、コーキンズ容疑者は発砲直前にFRCを批判する発言をしたという。

事件で使用されたのは9ミリ口径の拳銃で、コーキンズ容疑者はこの銃をごく最近、バージニア州の銃器店で購入していた。

FRCは1983年に設立されたキリスト教保守派の団体で、中絶反対や信教の自由などを訴えてきた。また同性婚反対の急先鋒でもある。警察は、今回の発砲の動機がFRCの政治的主張にあると断定するのは時期尚早としながらも、その点も捜査の対象であることを明らかにした。

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