女性の腐乱死体そばに栄養失調の4歳児、数日看護か 米
(CNN) 米東部ニュージャージー州ユニオンタウンシップの警察は28日までに、アパートの寝室内で腐乱が進む女性の死体が見付かり、栄養失調状態の4歳男児が保護されたと発表した。男児は女性を看護していたとみられると述べた。
女性が男児の母親なのかは不明。地元のCNN系列局によると、警察は声明で、男児は部屋に5~6日間いたとみられ、栄養失調で衰弱しているものの警官に返答するなど意識はあったと語った。
女性は自然死したとみられると述べた。地元の検視当局が女性の詳しい死因を調べる方針。男児は女性に化粧水のようなものも使っていたという。男児は手当てを受けるため近くの病院に運ばれた。家族関係なども調べている。
男児は警官に、衰弱して動けず多くの食料が入っていた冷蔵庫を開けることが出来なかったと説明した。
腐乱死体は26日朝、アパートで施設管理担当者からの通報を受けた警官が見付けていた。アパート内の部屋から異臭が漂っていたという。
警官が部屋の入り口のドアが半開きとなり、内側からチェーンの錠が掛けられているのを発見。こじ開けて内部に入ったところ遺体と男児を見付けていた。