米軍、今度はステルス爆撃機の参加発表 韓国との軍事演習

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米軍のステルス爆撃機B2=米シカゴで昨年12月2日に撮影

米軍のステルス爆撃機B2=米シカゴで昨年12月2日に撮影

(CNN) 在韓米軍は28日、韓国との年次の軍事演習に参加させるためステルス爆撃機「B2」を派遣したとの声明を発表した。

北朝鮮の朝鮮中央通信はB2派遣の発表への反応をこれまで伝えていない。ただ、北朝鮮は過去数週間、米韓などとの軍事対決路線を前面に出しており、B2派遣を受け態度をさらに硬化させる可能性が強い。

米国防総省は先に、韓国との合同軍事演習へB52戦略爆撃機の参加を明らかにし、同機が韓国上空を飛行したと発表していた。同機派遣は北朝鮮の強い反発を招いていた。

在韓米軍によると、演習に参加するB2は米ミズーリ州ホワイトマン空軍基地から韓国へ向かった。演習の一環として現地で起爆装置を外した爆弾を投下し、演習を終えた後は、米本土へ帰還する。

派遣されたB2の機数は明らかでない。敵レーダー網の回避などが可能な同機には通常兵器と核兵器の搭載が可能。在韓米軍は声明で今回の派遣目的について、長距離にわたる精密攻撃を迅速かつ自在に実行出来る米国の能力を明示するのが狙いと強調した。

北朝鮮は今年2月に強行した3度目の核実験後に国連安全保障理事会が打ち出した追加制裁決議を受け、朝鮮半島などでの軍事的緊張を高める行動を相次いで示していた。27日には南北間の軍事当局間の通信を全面遮断すると韓国側に通知していた。

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