韓国へのサイバー攻撃、発信元は中国のIPアドレス
ソウル(CNN) 韓国の放送通信委員会は21日、同国の放送局や金融機関がサイバー攻撃を受けた事件で、発信元のインターネット上の住所「IPアドレス」が中国のものだったと声明で明らかにした。
委員会によれば、サイバー攻撃により約3万2000台のコンピューターとサーバーが被害を受けたという。現在、当局が原因を分析するとともに、被害拡大を防ぐための対処を進めている。
政府関係者らによれば、攻撃の手口は、金融機関や放送局のコンピューターネットワークに処理速度を遅らせたり、システムをシャットダウンさせたりする不正プログラムを送り込むものだったという。
ハッカーがどのようにシステムに侵入し不正プログラムを仕込んだかについては調査中。現在、専門家が不正プログラムの解析を続けているという。
聯合ニュースは政府統合電算センターの発表として、政府機関のコンピューターネットワークには影響がなかったと伝えた。