韓国へのサイバー攻撃、発信元は中国のIPアドレス
韓国政府は誰が攻撃を行ったかについて発表していないが、北朝鮮による核実験実施などで朝鮮半島情勢の緊張が高まる中、北朝鮮に疑いの目が向けられている。
過去に韓国の関係機関を狙ったサイバー攻撃で、北朝鮮の関与が指摘されるものでは、発信元のIPアドレスが今回と同様中国だった。2010年と12年には韓国の銀行と報道機関を狙ったサイバー攻撃が発生。韓国政府は北朝鮮が攻撃したと非難したが、北朝鮮は関与を否定した。
米シンクタンクの外交問題評議会のセキュリティ専門家、アダム・シーガル氏は、「過去の攻撃も朝鮮半島情勢が緊迫する中で起きた」と言及。今回の攻撃が、過去の北朝鮮の行動パターンと一致すると指摘する。
北朝鮮は11日に朝鮮戦争の休戦協定の白紙化を一方的に宣言。米軍のB52爆撃機が軍事演習の一環として韓国上空を飛行する計画にも反発を示していた。