オバマ米大統領、2期目の心境をネタにジョーク連発
議会で続く与野党の対立にも言及した。歳出強制削減を巡る議論を例に挙げ、「共和党は強制削減を愛していたはずなのに、今度はいかに憎んでいるかを延々と語り続ける」と指摘。自身の失恋体験に基づいた歌詞で知られる「テイラー・スウィフトのアルバムのようだ」と語った。
米テレビ局「ヒストリー・チャンネル」のドラマ「ザ・バイブル」に登場するサタン役の俳優が大統領にそっくりだと話題になったことにも触れ、同社が夕食会に出席していないのは「多分あの問題のせいだ」と冗談を飛ばした。
CNNの報道姿勢については、「どんな立場もすべて伝えようとする方針は素晴らしい。そのうちのどれか一つは真実かもしれないからね」と皮肉った。
演説の最後には、ボストン・マラソン爆破事件やテキサスの肥料工場爆発、中西部の水害など、相次ぐ悲劇に言及して犠牲者への弔意を示し、援護の手を差し伸べた人々の行動を「暗闇に差す人間愛の光だ」とたたえた。