米上院、ケネディ氏の駐日大使就任を承認
(CNN) 米上院は16日夜、オバマ米大統領が次期駐日大使に指名したキャロライン・ケネディ氏の人事案を承認した。同氏は初の女性駐日米大使となる。
ケネディ氏は米民主党の有力者としてオバマ大統領を支え、2008年の大統領選では副大統領候補選びにも貢献した。
ハーバード大とコロンビア大を卒業後、ニューヨークでケネディ大統領図書館など非営利団体の活動に従事。09年には国務長官となったヒラリー・クリントン氏の後任としてニューヨーク州から上院議員選に出馬する意向も表明したが、後に個人的理由から撤回した。
ケネディ元大統領の直系の親族の中で、唯一存命しているのはキャロライン氏のみ。
米国は日本にとって最大級の貿易相手国であると同時に、軍事同盟国でもある。現駐日大使のルース氏は09年に着任し、米大使として初めて広島と長崎の原爆の日の式典に出席。11年の東日本大震災や原子力発電所事故に関連した米大使館の対応を指揮した。