テロ脅迫に不安募らせる兵士の家族、写真や投稿の削除も
英国やカナダ、オーストラリア、フランスなど各国で兵士や警官、民間人を狙ったテロが相次ぐ中、家族が募らせていた不安は今回の事件で一層強まった。
陸軍兵の妻、アシュリー・ブロードウェイマックさんは、兵士や軍の拠点を狙ったテロについて「『もし』ではなく、『いつ、どこで』」の問題になったと話し、「時間の問題だと思う」と危機感を募らせる。
米連邦捜査局(FBI)は11月下旬、ISISが米兵を攻撃するよう呼び掛けているとして注意を促していたという。この中でFBIは、「凶暴な過激派の注意を引く情報がないかどうか、ソーシャルメディアの内容の見直しを」と助言していた。
軍の司令官を夫にもつロリ・ボルクマンさんによると、クリーニングに出した制服を車まで公然と持っていくことをやめたり、軍の記章が付いた服を着なくなったり、財布を開けたときに軍の身分証明書が見えないよう注意したりする兵士や家族も増えている。