巡回中に銃撃受け重体の25歳警官が死亡 NY市警
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク市警(NYPD)は4日、パトカーで巡回中に銃撃を受け、重体に陥っていた警官が死亡したと発表した。
警官のブライアン・ムーア氏(25)は2日、不審な動きをみせたデメトリアス・ブラックウェル被告(35)に職務質問しようとして同被告に撃たれ、病院に収容されていた。
NYPDのブラットン本部長は「わずか5年足らずのキャリアだったが、その間に約160人の容疑者を逮捕し、2回も表彰を受けるなど顕著な功績をあげた」と述べ、ムーア氏の死を惜しんだ。
ブラックウェル被告は現場近くで民家の庭へ逃げ込もうとしたところを逮捕された。
警察は4日、近くの庭で凶器とみられる5連装の回転式拳銃を回収した。銃弾3発が発射され、2発が残っていた。2011年にジョージア州で盗まれた銃とみられる。
同被告は殺人未遂などの罪に問われていたが、当局は殺人罪に切り替える見通し。担当弁護士は「判断を急ぐべきではない。まだ詳細を調べている段階だ」と強調した。