バイデン氏、出馬を真剣に検討か オバマ大統領も「賛意」
ワシントン(CNN) 来年行われる米大統領選の選挙戦が過熱するなか、バイデン副大統領が大統領選への出馬に関し、オバマ大統領から「賛意」を得たことが25日までに分かった。民主党幹部が明らかにした。
バイデン氏はまだ出馬するかどうかを決断していないし、そもそも、オバマ大統領からの許可は必要とはされていない。ただ、24日にホワイトハウスで行われたランチの席で大統領選出馬の可能性も話題に上り、その際、オバマ大統領は、バイデン氏の邪魔をすることはないし、出馬をやめるよう助言することもないと態度をはっきりさせたという。
情報筋によれば、バイデン氏は選挙戦出馬の方向へ傾きつつあるが、まだ決断には至っていないという。
バイデン氏は24日夜、副大統領公邸で、オバマ氏の側近でもある、アニタ・ダン、ボブ・バウアー両氏と会合を持ったという。その場には、バイデン氏の首席補佐官であるスティーブ・リチェッティ氏もいたというが、副大統領の側近の1人はCNNに対し、「一般的なルールとして、副大統領のプライベートな会合について確認することはないし、それらについて情報提供することはない」と述べた。
ダン氏は、ホワイトハウスのコミュニケーション部門の責任者を務めた経歴を持つ。バウアー氏は長年にわたり、オバマ氏の弁護士を務めている。
多くの民主党幹部が、すでに出馬を表明しているヒラリー・クリントン前国務長官への支持を表明しているが、情報筋によれば、バイデン氏が出馬すればバイデン氏支持へ回る人物もいるという。