大統領選への出馬、決断は10月か バイデン副大統領
ワシントン(CNN) 来年の米大統領選に向けて民主・共和両党の候補者選びが過熱するなか、バイデン副大統領の出馬について、最大で10月1日まで決断を先延ばしするのではないかとの見方が出ている。
バイデン副大統領に近いアドバイザーや関係者によれば、バイデン氏が出馬を決断したかどうかは不透明だ。
ただ、過去数週間の情報などを総合すると、さまざまな日程が考えられるが、バイデン氏が出馬をするかしないか決断するのに最大で10月1日まで検討することが可能だと見られている。
有効な選挙戦を行えるかどうかについては、不可能ではないが、民主党候補で最有力と見られているヒラリー・クリントン前国務長官のキャンペーンに匹敵するものは難しいとの見方が出ている。
出馬の可能性について検討する場合、初期に予備選が開催される4州の動向に目を向けるのが最良の方法かもしれない。もし、バイデン副大統領が出馬した場合、アイオワ、ニューハンプシャー、サウスカロライナ、ネバダの最初の4州の結果次第で、クリントン氏に勝つチャンスがあるかどうかはっきりしそうだからだ。
バイデン副大統領の関係者のなかで、こんな冗談がささやかれているという。10月13日の朝に出馬を伝える電話連絡が入り、その夜にネバダ州で開かれる民主党討論会にバイデン氏が登場するというものだ。