米共和党候補者討論会、トランプ氏に攻撃集中
カリフォルニア州シミバレー(CNN) 2016年米大統領選に向けてCNNが主催する共和党候補者のテレビ討論会が16日、米カリフォルニア州シミバレーで開かれ、支持率トップの不動産王ドナルド・トランプ氏をはじめ、11人の候補者が激論を戦わせた。
トランプ氏を追う各候補者は冒頭から、同氏に対する激しい攻撃を展開。ボビー・ジンダル・ルイジアナ州知事は「ドナルド・トランプ氏を共和党員のように扱うのをやめよう」「彼は保守ではない」と訴え、ジョージ・パタキ元ニューヨーク州知事も「ドナルド・トランプ氏は米国大統領にふさわしくない」とかみついた。
ランド・ポール上院議員は「我々は本当に、あのような性格の人物を求めているのか」と問いかけ、トランプ氏が他人の外見をこきおろしていると非難。これに対してトランプ氏は、もし自分が選出されれば「尊敬される」大統領になると胸を張り、「私の性格は極めて温厚」と応じている。
各種世論調査では元神経外科医のベン・カーソン氏の支持率が急上昇し、トランプ氏に迫っている。しかし討論会ではトランプ氏と、ヒューレット・パッカード(HP)のカーリー・フィオリーナ元最高経営責任者(CEO)、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事の3氏に注目が注がれた。