米テキサス州前知事、大統領選から撤退宣言 共和党で初
ワシントン(CNN) 来年の米大統領選の共和党指名候補争いに名乗りを上げていたテキサス州のリック・ペリー前知事は11日、選挙活動の中止を発表した。出馬宣言から約100日後の撤退表明で、共和党の候補者の脱落は初めて。
ミズーリ州セントルイスでの演説で明らかにした。自らの支持者に電子メールを送り、個性ではなく、保守主義の原則を体現する候補者を支援することを呼び掛けた。世論調査で共和党候補者の首位を走る実業家ドナルド・トランプ氏を意識した発言とみられる。
共和党の指名候補争いにはこれまで計17人が加わっていたが、ペリー氏の脱落で16人となった。同氏は2012年の前回大統領選にも立候補していたが、途中で撤退していた。
同氏は世論調査で支持率が低迷しており、今回の立候補の撤回は共和党の候補者争いの大きな流れに影響を与えないとみられる。
ペリー氏は、選挙活動の資金集めにも苦戦していた。