ペイリン氏、エネルギー長官に名乗り トランプ政権誕生なら
ワシントン(CNN) 2008年の米大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン元アラスカ州知事が6日に放送されたCNNの番組で、もし不動産王ドナルド・トランプ氏が米大統領になった場合、エネルギー省長官として入閣を目指す意向を表明した。
ペイリン氏はインタビューの中で、「私はエネルギー省についていろいろ考えている。エネルギーは自分の赤ん坊みたいなもの。原油やガスや鉱物は、我々が非友好的な外国に頼らなくて済むよう、神が人類に利用させるために地球のこの地域に放出したものだから」と語った。
ただし長官になった場合はエネルギー省を解体するとペイリン氏は言明。「土地についてはその土地がある州と、開発の影響を受ける住民により多くの権限を与える。もし私が長官になった場合、任期は短くなりそうだが、エネルギーを熟知し、開発に関して責任の持てる人物が主導するのは本当に素晴らしいこと」と力説した。
トランプ氏も、もし大統領になった場合はペイリン氏の入閣を歓迎すると語っていた。ここ数年は両氏とも互いの賞賛を繰り返しており、ペイリン氏は6日のインタビューでもトランプ氏を弁護。イランの核開発合意に反対してワシントンで開かれる集会に、トランプ氏やテッド・クルーズ氏と共に参加すると表明した。