人間とロボットがハーフマラソンで対決、中国で世界初の大会 結果はロボットの完敗
香港(CNN) 20体を超える二足歩行のロボットが19日、中国で開催された世界初のヒューマノイドによるハーフマラソン大会に出場した。技術力の面では強い印象を残したものの、レースの結果からこれらのロボットが長距離走で人間を振り切る水準には全くないことが明らかになった。
レースには複数の企業、大学からなるチームが参加。中国の先進的なヒューマノイド技術をお披露目した。中国はこの分野で先を行く米国に追いつこうとしている。
優勝チームのトップも自分たちのロボットについて、西側が開発したモデルに匹敵すると自信をのぞかせた。現在、完璧なヒューマノイド技術を生み出す競争は激しさを増している。
大会では様々な形状やサイズのロボットたちが、北京市の南東郊外にある亦荘鎮を走り抜けた。現地には北京のハイテク企業の多くが本社を構えている。
この数カ月、ネットには中国製のヒューマノイドがバイクに乗ったりアクロバットを披露したりする動画が投稿され、評判を呼んでいる。
様々な能力を備えたロボットが開発されているが、走ることにかけてはまだ人間に軍配が上がるようだ。
19日のレースでは1万2000人の人間のランナーが、柵で隔てたレーンをロボットと並ぶ形で走った。