人間とロボットがハーフマラソンで対決、中国で世界初の大会 結果はロボットの完敗

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レースの開始直後にコントロールを失うロボットも/Ng Han Guan/AP

レースの開始直後にコントロールを失うロボットも/Ng Han Guan/AP

国営メディアの北京日報によると、ロボットたちは緩やかな坂と曲がりくねった道を含む21キロのコースを完走した。

人間のランナーが給水するように、ロボットのランナーにもレース中でのバッテリー交換が認められた。途中で走行不能になったロボットの交換も認められているが、その場合は10分間のペナルティーが科された。

1着でフィニッシュしたロボットランナーは、北京ヒューマノイド・ロボット・イノベーション・センターが開発した「天工 Ultra」。タイムは2時間40分だった。人間の持つ世界記録56分42秒より2時間近く遅れたことになる。

19日のレースを制した人間のランナーのタイムは1時間2分だった。

イノベーション・センターの最高技術責任者を務めるタン・ジャン氏は、天工 Ultraのパフォーマンスについて、長い脚と人間の走法を模倣するアルゴリズムに助けられていると説明した。

身長180センチの天工 Ultraはレース中、いくつかの課題に直面した。数度にわたるバッテリー交換に関係する事案に加え、ヘルパーが近くを並走して転倒を防がなくてはならなかった。

大半のロボットには、こういったサポートが必要だった。ひもでつながれたロボットや、遠隔操作されているロボットもあった。

別レーンを走るアマチュアランナーの中には、携帯電話を取りだして、ヒューマノイドのランナーを撮影する人もいた。

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