ナイトクラブの屋根崩落 死者184人に、元大リーガーも犠牲 ドミニカ共和国
ナイトクラブの屋根崩落で死傷者 ドミニカ共和国
サントドミンゴ(CNN) ドミニカ共和国の首都サントドミンゴで8日未明にナイトクラブの屋根が崩落した事故で、死者が少なくとも184人に上ることがわかった。犠牲者の中には、トニ・ブランコ氏ら米大リーグなどで活躍した元プロ野球選手2人も含まれる。緊急当局幹部が9日に情報を更新した。
今回の事故は、過去数十年で同国で最も犠牲者が出た悲劇のひとつとなった。
当局によれば、屋根が崩落した当時、会場内には少なくとも300人がいた。屋根が崩落したのは現地時間午前1時ごろで、メレンゲ歌手のルビー・ペレス氏とバンドがステージで演奏していた。ペレス氏の遺体は9日に現場から収容された。
負傷者の正確な人数はまだ発表されていないが、当局は8日、救出された145人が生存していると明らかにしていた。
上空から撮影された映像には、公演中に観客が座っていたであろう建物の真ん中に大きく穴があいた会場が映っている。
屋根が崩落した原因はまだわかっていない。
9日、損壊した建物の外には、愛する人々ががれきの中から救出されることを願う家族の姿がみられた。地元の報道では、建物の外に設けられた仮設の医療施設で示されたリストで名前を探す人や、情報を求めて病院から病院へと駆け回る人の姿が報じられた。