米サウスカロライナ州の小学校銃撃、負傷した男児が死亡
(CNN) 米サウスカロライナ州の小学校で9月28日に起きた銃撃事件で重傷を負っていた男子児童、ジェーコブ・ホール君(6)が10月1日に死亡した。
ジェーコブ君の母レネーさんが同日、フェイスブックに書き込んだところによると、ジェーコブ君は銃撃で大腿(だいたい)部の動脈を損傷し、大量出血のため脳に大きな障害を負っていた。
両親は医師や地域社会に感謝する談話を発表し、「ジェーコブはすでに(容疑者の)少年がしたことを許しているだろう。そういう子だったから」と述べた。
容疑者は14歳の少年。小学校での殺人未遂罪3件と、自宅で父親が殺害された件で殺人罪1件に問われている。未成年のため名前は公表されず、9月30日に家庭裁判所に起訴された。成人として裁かれるかどうかはまだ明らかでない。
当局の調べによると、少年は父親を撃った後、ピックアップトラックで学校へ移動して校庭で発砲した。ほかに児童1人と、ジェーコブ君らを守ろうとした1年生の担任教師が負傷して手当てを受けたが、その日のうちに帰宅していた。