クリントン氏、フロリダとニューハンプシャーでリード 米大統領選
(CNN) 米フロリダ州とニューハンプシャー州で行われた大統領選候補者の支持率に関する世論調査で、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官が共和党候補ドナルド・トランプ氏を1桁台の差でリードしていることが1日までに分かった。世論調査は先月の第1回テレビ討論会後に実施されたもの。
調査会社メーソン・ディクソンがフロリダ州で投票する可能性が高い有権者を対象に実施した調査によると、クリントン氏の支持率は46%で、42%のトランプ氏をリードしている。リバタリアン党のゲーリー・ジョンソン氏は7%、緑の党のジル・ステイン氏は1%だった。
女性や非白人の有権者の後押しを受けたことが同州でのクリントン氏のリードにつながった。また党内からの支持率でも民主クリントン氏は83%、共和トランプ氏は77%でクリントン氏が上回った。トランプ氏は男性や白人有権者からの支持が強かった。
フロリダ州での調査は9月27~29日、投票に行く可能性が高いと答えた登録有権者820人を対象に実施された。誤差の範囲はプラスマイナス3.5ポイント。
一方、ニューハンプシャー州でラジオ局WUBRが実施した世論調査では、クリントン氏の支持率は42%で、トランプ氏が35%、ジョンソン氏が13%だった。
5人中4人がクリントン氏とトランプ氏の討論会を視聴したと回答。このうち59%がクリントン氏の勝利とみており、トランプ氏が勝ったとしたのは19%だった。
ただ、討論会が投票動向に「何ら影響を与えない」とした人が半数以上に上った。27%は討論会を見てクリントン氏に投票する可能性が高まったと回答。トランプ氏に投票する可能性が高まったとしたのは13%だった。
WBURの調査は9月27~29日、投票する可能性が高い有権者502人を対象に実施された。誤差の範囲はプラスマイナス4.4ポイント。