第1回テレビ討論会、過去最多の8400万人が視聴
ニューヨーク(CNNMoney) 11月の米大統領選本選に臨む民主党のヒラリー・クリントン氏と共和党のドナルド・トランプ氏による初の直接対決となった第1回のテレビ討論会について、調査会社ニールセンは28日までに、8400万人が視聴したと明らかにした。大統領候補が参加するテレビ討論会が始まって以降の60年間で最多の視聴者数を記録したことになる。
26日夜の討論会は13のチャンネルで生中継された。ニールセンの集計は各世帯での視聴を対象としており、バーやレストラン、オフィスなどで視聴した人たちは含まれていない。このため実際の視聴者数は前出の数字をさらに上回るとみられる。
討論会を中継した局のうち、もっとも多くの視聴者を獲得したのはNBCで1800万人。今回の討論では、同局の司会者が進行役を務めた。以下ABCで1350万人、CBSで1210万人、FOXニュースで1140万人、CNNで990万人がそれぞれ視聴した。
スペイン語のチャンネルでも2つの放送局で合計430万人が視聴している。
これまでテレビ討論会での視聴者数は、1980年に放送されたジミー・カーター氏とロナルド・レーガン氏の対決が記録した8060万人が最多。2012年にオバマ現大統領とミット・ロムニー氏が臨んだ第1回討論会は、6700万人が視聴した。