予想的中の米教授、今度はトランプ氏「弾劾」の予測
(CNN) ドナルド・トランプ次期大統領の勝利を含め、1984年以降の米大統領選の結果を全て言い当ててきた米アメリカン大学の政治史学者、アラン・リットマン教授が、トランプ氏は弾劾される可能性が高いとの見方を示している。
リットマン教授はこれまで、独自に考案した13項目の正誤判定に基づいて大統領選の結果を予想し、全て的中させてきた。
このほど出演したCNNの番組で、トランプ氏が弾劾されるという今回の説は自身の直感に基づく予想だと語った。
同教授は「まず何よりも、トランプ氏はこれまでの人生で法律をまともに守らず、いい加減な行動を取ってきた」と主張。「ニューヨーク州で不法な慈善団体を運営し、この団体を不法な政治献金や所有企業の借金返済に使った。組織犯罪取り締まりの法律に基づく訴訟を抱えている」と例を挙げた。
これに対して番組の司会者は「法廷で立証された事実ではない」と指摘。共和党が上下両院の過半数を確保している状況で弾劾はあり得るのかと問い返した。
リットマン教授はこれに答え、「共和党にとってトランプ氏は気が気でない存在。いわば危険人物だ。トランプ氏が本当はどんな信念や意見を持っているのか、だれにも分からない。かれは手に負えない人物だ。共和党としては、マイク・ペンス次期副大統領のほうがずっと望ましいだろう。ペンス氏は完全に予想可能な、保守派の共和党員そのものだ」と語った。