米シークレットサービス、トランプタワーの1フロア賃借検討
同当局者は、まだ細部を詰めている段階で警備計画は日々変わっていくとしたうえで、現時点での見通しとして、24時間体制でトランプ氏一家を守るためには、シークレットサービスの隊員100人以上が必要になる可能性もあると指摘した。
建物の周辺警備にはニューヨーク市警(NYPD)が動員されると見られる。別の捜査当局者によれば、この場合、トランプタワーを守るNYPDの警官らは300人に増える見込みで、費用は1日100万ドルとなる。シークレットサービスは主に居住部分の警護を担当し、NYPDは建物の外の警備に主眼を置くことになる見通し。
シークレットサービスに詳しいロン・ケスラー氏は、警護費用はシークレットサービスが負担するのがニクソン大統領以来の慣例だと述べた上で、トランプタワーのフロアを賃借するのは要員をホテルに滞在させるより安上がりになるだろうとの見方を示した。
同氏はまた、これまでにもバイデン副大統領がワシントンとデラウェア州の自宅を週に数回行き来している点を挙げ、こうした行為で警護費用がかさんでいる実態も指摘した。