トランプ氏、次期駐中大使を決定 習主席の旧友
(CNN) ドナルド・トランプ次期米大統領は、次期駐中国大使にアイオワ州のテリー・ブランスタッド知事を起用することを決めた。トランプ氏の陣営が7日の声明で、正式に表明した。
トランプ氏の広報担当者によれば、起用の決め手になったのはブランスタッド知事の公共政策や貿易、農業分野での豊かな経験だという。また知事は「中国および中国の人々についての造詣が深く、次期大統領とは選挙期間中だけでなく選挙後にも会って強い印象を残した」という。
トランプ氏は声明の中で「ブランスタッド知事には公共サービス分野での数十年にわたる経験、そして習近平(シーチンピン)国家主席ら中国の指導者たちとの長年の関係があり、米国の駐中国大使を務める理想的な人材だ」と述べた。
ブランスタッド氏が習国家主席と知り合ったのは、アイオワ州知事の1期目だった1985年。当時、地方官僚だった習氏が交流プログラムの一環として同州を訪れた時のことだった。以来、2人の交流は続き、2012年に習氏が国家副主席として訪米した際にも面会している。