国土安全保障長官候補ら「拷問」に反対 上院公聴会

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トランプ次期大統領は選挙期間中、水責めなどの拷問を正当化する発言をしていた

トランプ次期大統領は選挙期間中、水責めなどの拷問を正当化する発言をしていた

ワシントン(CNN) 米国のドナルド・トランプ次期政権の閣僚候補承認に向けた上院公聴会が開催される中、国土安全保障長官に指名されたジョン・ケリー氏は、水責めなどの拷問を禁じた米国内法に「絶対的に」従うと述べた。トランプ氏は選挙戦でテロとの戦いでは水責めや「もっとひどい」拷問を復活させると述べていた。

ケリー氏はまた、トランプ氏の主要な選挙公約だったメキシコ国境における壁の建設を重視しない姿勢を示した。

ケリー氏は違法薬物や人身売買との戦いで中南米諸国と協力関係を築く必要性を強調するとともに「物理的な障壁を作ってもそれだけでは役に立たないだろう。複数の防御を重ねなければならない」と述べた。

司法長官に指名されたジェフ・セッションズ氏も、米議会により水責めなどの拷問は非合法化された点を強調した。

トランプ氏が選挙中に提案したイスラム教徒の入国禁止措置について、セッションズ氏はトランプ氏がすでにこの案を撤回して「テロの歴史がある国々から来る個人に焦点を合わせるべき」と考えていると指摘。入国禁止案に否定的な自分とトランプ氏との意見の相違を目立たせないようにした。

セッションズ氏は「私はイスラム教徒について、米国への入国を拒否すべき宗教集団だとは思っていないし、そういう考えも支持しない。米国にはさまざまな形で貢献している偉大なイスラム教徒の市民たちがいる」と指摘。「米国人は信教の自由を信奉しており、それぞれの宗教の教えを実践する権利があることを信じている」と述べた。

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