主要閣僚候補とトランプ氏、早くも足並みに乱れか
ワシントン(CNN) 米国のドナルド・トランプ次期政権の閣僚承認に向けた上院の公聴会が続く中、閣僚候補からはトランプ氏の「公約」と食い違う発言が相次いでいる。
もっとも大きな「ずれ」と言えるのが、国務長官に指名された米石油大手エクソンモービル前会長兼最高経営責任者(CEO)のレックス・ティラーソン氏の11日の公聴会における発言だ。
ティラーソン氏は、トランプ氏が選挙戦で離脱を示唆した環太平洋経済連携協定(TPP)に「反対しない」との考えを示した。
ティラーソン氏はまた、ロシアが米大統領選に介入するため米政党のコンピューターに不法侵入したと情報機関が指摘している問題について懸念を表明。民主的プロセスを傷つける目的でのハッキングや電子メールの暴露は実際に「行われた」との考えを示した。