主要閣僚候補とトランプ氏、早くも足並みに乱れか
ティラーソン氏は、ロシアのクリミア併合を受けたウクライナへの防衛目的の武器供与は支持できると述べたほか、対ロシア制裁には効果が見込めるとの考えも示した。どちらもトランプ氏の過去の主張とは相反する。
国土安全保障長官に指名されたジョン・ケリー氏は公聴会で、水責めなどの拷問を禁じた米国内法に従うと述べた。トランプ氏は選挙戦でテロとの戦いでは水責めや「もっとひどい」拷問を復活させると述べていた。
司法長官に指名されたジェフ・セッションズ氏も、米議会により水責めなどの拷問は非合法化された点を強調。トランプ氏が主張し、まだ公式には撤回していないイスラム教徒の入国禁止についても、セッションズ氏は「米国への入国を拒否すべき宗教集団だとは思っていない」と述べた。