トランプ氏が国連演説、米国の役割転換へ 「米国第一」強調

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トランプ米大統領が国連総会で、就任後初の一般討論演説を行った

トランプ米大統領が国連総会で、就任後初の一般討論演説を行った

(CNN) トランプ米大統領は19日の国連総会で、就任後初の一般討論演説を行った。核・ミサイル実験を繰り返す北朝鮮に対して「完全に破壊する」と警告するなど強硬路線を主張し、米国が国際社会で果たしてきた役割を大きく転換しようとする姿勢を鮮明にした。

トランプ氏は41分間の演説の中で、国内向けに掲げてきた「米国第一」のスローガンを改めて繰り返し、「私は常に米国を最優先する。皆さんも指導者として自国を常に最優先するだろうし、そうするべきだ」と強調。主権国家がそれぞれ自国の利益を追求する権利を尊重するべきだと訴えた。

米国が戦後一貫して国際協調を重視し、その主導役を果たそうとしてきた姿勢から、大きな方向転換を図った形だ。

北朝鮮への対応では「米国は強い力と忍耐を備えているが、自国や同盟国の防衛を迫られた場合は北朝鮮を完全に破壊せざるを得ない」と明言した。

国連幹部がCNNに語ったところによると、この発言を受けて場内にはざわめきが起きたという。

トランプ氏はまた、前日のツイートで北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と呼んだ発言を演説の中でも繰り返した。

米政権高官がCNNに語ったところによれば、ロケットマンの呼び名は当日の朝になって演説原稿に加えられたという。

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