トランプ大統領の支持率が40%に回復 米世論調査
ワシントン(CNN) CNNが実施した最新世論調査で、ドナルド・トランプ大統領の支持率は40%まで回復した。ハリケーン被害に対する政府の対応が評価された。
CNNがSSRSに委託して実施した最新世論調査によると、トランプ大統領の仕事ぶりを評価すると回答した人は全体の40%。共和党支持者は85%が評価するとしたのに対し、民主党支持者は9%にとどまり、結果は支持政党によって大きく分かれた。評価しないと答えたのは全体の55%だった。
米国人の64%がトランプ政権のハリケーンへの対応を評価すると回答。共和党支持者では90%、無党派層では66%が評価すると回答した。民主党支持者では意見が分かれ、評価する、評価しないともに44%だった。
北朝鮮は米国にとっての差し迫った脅威だと考える米国人は4月の37%から大きく増えて50%となった。トランプ大統領の対北朝鮮政策についての評価は8月以降あまり変化がなく、支持すると回答したのは41%、50%は支持しないと答えた。
経済的・外交的手段で北朝鮮問題を解決できると回答した人は、この質問の開始以来最低レベルの43%で、2012年以降10ポイント低下した。経済的・外交的手段で解決できなかった場合には軍事行動を取ってもよいと回答した人は58%。これは12年以降20ポイント増となった。
ただし、米国単独の軍事行動を支持するのは29%にとどまり、63%は他の国々の支持や参加がある場合に限って軍事行動を行うべきだと回答している。
調査は全米で無作為に抽出した成人1053人を対象に、9月17〜20日にかけて電話で実施した。全体に占める割合における誤差の範囲はプラスマイナス3.7ポイント。