米政府閉鎖、55%が「トランプ氏の責任」 CNN世論調査
ワシントン(CNN) メキシコ国境の壁建設予算をめぐる米連邦政府機関の一部閉鎖は、トランプ大統領に責任があるとの意見が55%に達していることが、CNNによる最新の世論調査で分かった。
それによると、政府閉鎖の責任が議会民主党にあると答えた人は32%、両方にあるとの意見が9%だった。
壁の建設自体に対しては39%が賛成、56%が反対を表明した。この数字は昨年12月の調査からほとんど変わっていない。
国境の現状を「危機」ととらえる人は45%、そうでないと考える人は52%だった。危機だと答えた人で、壁の建設により問題が解決すると期待する人は、全体のうち31%にとどまった。
それぞれの答えは支持政党によって大きな開きがある。民主党支持者では、政府閉鎖をトランプ氏の責任とみる人が89%、壁建設に反対する人も9割近くを占め、4人に3人は国境に危機はないと答えた。一方で共和党支持者をみると、政府閉鎖が議会民主党の責任だと考える人は65%、壁建設に賛成する人は8割に上り、7割が国境の現状を危機と位置付けている。
トランプ氏を支持するとの答えは全体の37%、不支持の回答は57%だった。12月の調査と比べると、支持率はほぼ横ばい、不支持率は5ポイント上昇した。
特に、非大卒の白人層で不支持が47%と、支持の45%を上回っているのが目立つ。この層での12月時点の支持率は54%に上り、不支持率は39%にとどまっていた。
調査は今月10~11日、CNNが世論調査会社SSRSに委託し、全米の成人848人を対象に電話で実施した。