売春あっせんで起訴の米実業家、拘置施設で自殺か 当局が捜査へ
(CNN) 米フロリダ州の実業家で、未成年者の売春あっせんで起訴され、ニューヨークで収監されていたジェフリー・エプスタイン被告が拘置施設内で死亡した。自殺だったとみられ、司法省監察官が状況を調べている。
連邦刑務局が確認したところによると、エプスタイン被告は10日早朝、自室で死んでいるのが見つかり、連邦捜査局(FBI)が捜査を開始した。捜査当局の関係者らがCNNに語ったところによると、同被告は首をつって自殺したとみられる。
バー司法長官は同日、この知らせに「がく然とした」と述べ、同被告が連邦当局の拘束下で自殺したとみられることから「重大な疑問」が生じているとコメント。FBIに加え、監察官が状況を捜査していることを明らかにした。
エプスタイン被告は14歳の少女ら未成年者数十人の売春をあっせんした罪でニューヨークの連邦地検に起訴され、無罪を主張した後、収監されていた。
先月23日、首をつろうとした跡が見つかったため自殺防止房に移されたが、監視措置は先月末に打ち切られていた。
ニューヨーク連邦地検の捜査責任者は、被告の死後も事件の捜査を続行していると述べた。